日本語で文章を書いてみようと思います。
2010
鬱ゲーというものがある。泣きげーと区別すべきかという議論もあるが、とりあえず、ここでは鬱ゲーなるものがあったとして、それはどういう特性を持っているか、について「悲劇」というキーワードを底辺において述べたい。
鬱ゲーの基本的な要素は悲劇から引き継いでいるものだと思われる。ここでいう悲劇とは「繁栄から没落へ」という退廃的な象徴を扱う作品のことを言うが、鬱ゲーにはその構造が色濃く残っている。
悲劇で扱われる退廃といっても、神をモチーフにしたものから、一家をモチーフにしたものまである。それらは一概にいうことはできない。しかし、それらの物語上に現われている「繁栄から没落へ」という構図は一般化できるものであろう。
たとえば「山猫」における貴族の繁栄と没落。品位のある者たちだけが集って行われた食事会、様々な土地から集まった名士だけが集う舞踏会、そんな、今では夢となったような日常を送っていた老人。そんな彼が、最後にはみすぼらしい姿となって、無人の石畳の道をとぼとぼと歩く姿は、「繁栄から没落へ」という構図を端的に表しているのではないだろうか。
このような、テンプレート的な展開は、他に様々なバリエーションが存在する。自然に笑いが沸き上がる暖かい家庭が、母の病をきっかけに崩壊していく話。誠意を尽くして、嫁を支えていた夫が、不倫によって裏切られる話。
鬱ゲーもまた、日常パートの家庭的な様子、彼女との幸せな日々、それらが見ず知らずの集団によって「奪い取られ」たり、友人や家族による「裏切り」によって成立する。このように、鬱ゲーは悲劇と同様な性質を持っていると言える。
次回は鬱ゲーの中核は何によって形成されているか云々について書くかも不知火
鬱ゲーの基本的な要素は悲劇から引き継いでいるものだと思われる。ここでいう悲劇とは「繁栄から没落へ」という退廃的な象徴を扱う作品のことを言うが、鬱ゲーにはその構造が色濃く残っている。
悲劇で扱われる退廃といっても、神をモチーフにしたものから、一家をモチーフにしたものまである。それらは一概にいうことはできない。しかし、それらの物語上に現われている「繁栄から没落へ」という構図は一般化できるものであろう。
たとえば「山猫」における貴族の繁栄と没落。品位のある者たちだけが集って行われた食事会、様々な土地から集まった名士だけが集う舞踏会、そんな、今では夢となったような日常を送っていた老人。そんな彼が、最後にはみすぼらしい姿となって、無人の石畳の道をとぼとぼと歩く姿は、「繁栄から没落へ」という構図を端的に表しているのではないだろうか。
このような、テンプレート的な展開は、他に様々なバリエーションが存在する。自然に笑いが沸き上がる暖かい家庭が、母の病をきっかけに崩壊していく話。誠意を尽くして、嫁を支えていた夫が、不倫によって裏切られる話。
鬱ゲーもまた、日常パートの家庭的な様子、彼女との幸せな日々、それらが見ず知らずの集団によって「奪い取られ」たり、友人や家族による「裏切り」によって成立する。このように、鬱ゲーは悲劇と同様な性質を持っていると言える。
次回は鬱ゲーの中核は何によって形成されているか云々について書くかも不知火
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2010
お酒を飲んだあとに、内蔵がうにゅんうにゅんって収縮を繰り返す感じ、あれはなんなんだろうと思う今日この頃。
別にアニサキスとか寄生虫の類を飼っているわけではない。だが、お酒を飲んだあとはよく人差し指サイズの寄生虫が這い回ってる感じがする。
時々、そうやって、うにゅうにゅってなった後に、胃が針で刺された感じにちくりと痛む。
また、子供の頃には、内蔵を食い破る寄生虫がいると信じていた。生まれた時からお腹のあたりをぐずぐずと這い回っている、そういう恐怖が子どもの頃から覆っていた。
普通の人間は、自分の許容する量以上にものを食べると、お腹がふくらんで、息苦しくなる。食べればお腹がふくらむ、というのは1+1くらい簡単な通りなのだけれど、子どものころは、それさえ理解できなかった。なぜだろうか。
こうした思い出から共通点を探ってみると、どうも人間には皮質下恐怖という、根源的な恐怖があると思われてならない。学術的な用語があっても驚かないくらいに思う。
太るということは、古代、特にアリストテレス的な見方をするなら、人間にとって「視認不可能な体内に存在する質料」が「外部に存在する形相」を求めて成長するということだ。悟性の届かぬ場所にある「それ」は私のしらない間に成長し、やがて私を膨らます。形相が人間の意志の介在を認めないのだから、この推定に間違いはない。
「太る」ということは、人によっては根源的恐怖を連想させる。皮質下恐怖だ。奴らは皮膚の中にいる。しかも、自己判断と自然法則の両方に従って。奇跡のような恐怖だ。
そういうわけで最近、他の人たちに「太った?」「太りました?」という言葉をかけた覚えのある人、いま声をかけている人は少し注意していただきたい。
別にアニサキスとか寄生虫の類を飼っているわけではない。だが、お酒を飲んだあとはよく人差し指サイズの寄生虫が這い回ってる感じがする。
時々、そうやって、うにゅうにゅってなった後に、胃が針で刺された感じにちくりと痛む。
また、子供の頃には、内蔵を食い破る寄生虫がいると信じていた。生まれた時からお腹のあたりをぐずぐずと這い回っている、そういう恐怖が子どもの頃から覆っていた。
普通の人間は、自分の許容する量以上にものを食べると、お腹がふくらんで、息苦しくなる。食べればお腹がふくらむ、というのは1+1くらい簡単な通りなのだけれど、子どものころは、それさえ理解できなかった。なぜだろうか。
こうした思い出から共通点を探ってみると、どうも人間には皮質下恐怖という、根源的な恐怖があると思われてならない。学術的な用語があっても驚かないくらいに思う。
太るということは、古代、特にアリストテレス的な見方をするなら、人間にとって「視認不可能な体内に存在する質料」が「外部に存在する形相」を求めて成長するということだ。悟性の届かぬ場所にある「それ」は私のしらない間に成長し、やがて私を膨らます。形相が人間の意志の介在を認めないのだから、この推定に間違いはない。
「太る」ということは、人によっては根源的恐怖を連想させる。皮質下恐怖だ。奴らは皮膚の中にいる。しかも、自己判断と自然法則の両方に従って。奇跡のような恐怖だ。
そういうわけで最近、他の人たちに「太った?」「太りました?」という言葉をかけた覚えのある人、いま声をかけている人は少し注意していただきたい。
2010
「ドーナツの穴の消失」への回答の一つとして「食べられたあと、概念が消失する」というものがある。これは一見すると、一つの回答のように見えるが、これには重大な欠陥がある。
概念を問題とするのであれば、前提も概念によって示す必要がある。
「ドーナツとその穴」が語られる時、それぞれに「ドーナツ」「ドーナツの穴」という、それぞれ違った名称を与えられている。
しかし、概念上は実際には相互依存(片方が片方を補う関係)でしかない。ドーナツが存在しなければ、ドーナツの穴は存在せず、ドーナツの穴なしにドーナツは存在しない。「ドーナツの穴が”どこへ行ったか”」を問題とするなら、概念の問題として片付けるには、無理がある。
問いに答えるには、ドーナツが食べられても穴は存在し続ける、という前提を認め無ければならない。
というようなことをレムの架空書評をヒントに書いてみたけど、この問いがそもそも不当すぎる。
穴を問題にするなら「穴がなぜ知られているか」から分析する必要があるのに、直感的に得た「ドーナツの中心に見える何か」とかよくわからない情報から切り口をいれてる。
直感的に得られた主観的内容に「ドーナツの穴」という名前をつけて、それがどこへ行ったかと問えば、「概念が消失した」としか答えようがない。(実際には答えになってないけど)
体感的に「神は存在するか」を議論するか並みに不当。
「ドーナツの穴の実在性」から初めて「ドーナツの穴は世界のどこに移動したか」という問題に移行しないと、回答にならない。
概念を問題とするのであれば、前提も概念によって示す必要がある。
「ドーナツとその穴」が語られる時、それぞれに「ドーナツ」「ドーナツの穴」という、それぞれ違った名称を与えられている。
しかし、概念上は実際には相互依存(片方が片方を補う関係)でしかない。ドーナツが存在しなければ、ドーナツの穴は存在せず、ドーナツの穴なしにドーナツは存在しない。「ドーナツの穴が”どこへ行ったか”」を問題とするなら、概念の問題として片付けるには、無理がある。
問いに答えるには、ドーナツが食べられても穴は存在し続ける、という前提を認め無ければならない。
というようなことをレムの架空書評をヒントに書いてみたけど、この問いがそもそも不当すぎる。
穴を問題にするなら「穴がなぜ知られているか」から分析する必要があるのに、直感的に得た「ドーナツの中心に見える何か」とかよくわからない情報から切り口をいれてる。
直感的に得られた主観的内容に「ドーナツの穴」という名前をつけて、それがどこへ行ったかと問えば、「概念が消失した」としか答えようがない。(実際には答えになってないけど)
体感的に「神は存在するか」を議論するか並みに不当。
「ドーナツの穴の実在性」から初めて「ドーナツの穴は世界のどこに移動したか」という問題に移行しないと、回答にならない。
2010
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もうすぐ五回生への進路が開けようとする三回生。










































